はじめまして、新入職員の皆様。当法人へご入職いただき、まことにおめでとうございます。今日は、社会人としての新たな門出を祝し、皆様へ当法人の理念「至誠天に通ず」についてお話させていただきます。
当法人は長い歴史と伝統を誇る企業です。しかし、その原点となる理念は非常にシンプルなものです。それが「至誠天に通ず」という言葉に表されています。この言葉は、「誠実さが天に通じる」という意味を持ちます。つまり、真心を尽くし、正々堂々と行動すれば、天の加護を受けられ、必ず良い結果が待っているということです。
この理念は、当法人の全ての活動の基盤となるものです。お客様へのサービス、職員同士の協力関係、サービスの品質管理、経営判断など、あらゆる場面でこの理念が生かされています。真摯な姿勢で臨めば、必ず道は拓かれるというのが、この理念の根本的な考え方なのです。
皆様も、就職活動の過程でこの理念にふれたことがあるかもしれません。採用にあたっては、単に知識を問うだけでなく、誠実さや真面目さといった人柄も重視しています。当法人では、知識や技術はもちろん大切にしますが、何よりも誠実な姿勢を持った人材を求めているのです。
では、この「至誠天に通ず」をどのように実践すればよいのでしょうか。
まず何より大切なのは、自分の仕事に対する真摯な取り組みです。どんな些細な業務でも、全力を尽くして取り組むことが重要です。手を抜いたり、ずさんに扱ったりしてはいけません。常に高い志を持ち、真面目に向き合う姿勢こそが、仕事を良いものにし、自身の成長にもつながるのです。
また、周りの人々との関係においても、誠実さを忘れてはなりません。上司、同僚、部下、お客様など、様々な立場の人と接する中で、常に心を開き、相手の立場に立って考えることが大切です。思いやりの心と誠実な対応こそが、良好な人間関係を築く基盤となります。
さらに、自らの行動にも常に誠実でなければなりません。きちんとした規律を持ち、言行一致の姿勢を貫くことで、周囲から信頼され、頼りにされる存在となれるでしょう。
そしてもちろん、コンプライアンスの遵守は必須です。法令や企業倫理に反する行為は決して許されません。社会的信用を失うだけでなく、天の加護も失うことになるのです。当法人では徹底した法令順守を求めており、皆さんにもそれを厳守していただきます。
このように、仕事、人間関係、行動規範、法令遵守など、あらゆる場面で「至誠天に通ず」という理念を実践していくことが大切です。そうすれば、必ずや良い結果が待っているはずです。
しかし、現実には、この理念通りに行動することがなかなか難しい場面もあるでしょう。業務が立て込んで手を抜きたくなったり、他人の非難に動揺したり、誘惑に負けそうになったりするかもしれません。そんな時こそ、当法人の理念に立ち返り、自らの心を正すべきなのです。
「至誠天に通ず」とは、そういう意味でも、自らの内なる矜持を保つ拠り所となる言葉なのです。一時的な惰性や利己心に流されるのではなく、常に高潔な心を持ち続けることが、天の加護を得る秘訣なのです。
皆さんは、これから当法人の一員として、多くの経験を重ねていくことになります。喜びに満ちた時期もあれば、苦しい試練に見舞われる時期もあるでしょう。しかし、そのどの局面でも、この理念を忘れずに胸に刻み続けていってほしいと思います。
「至誠天に通ず」という言葉を、行動の拠り所とすれば、きっと正しい道が拓かれ、素晴らしい成長ができるはずです。仕事に対する真摯な姿勢、人との絆を大切にする誠実さ、そして自らの矜持を守る高潔さ。これらの精神を持ち続けることが、成功への鍵となるでしょう。
時に迷いが生じたとしても、この言葉に立ち返ることで、必ず正しい道を歩めます。天のご加護があれば、どんな困難も乗り越えることができるはずです。ですから、決してくじけず、前を向いて歩み続けてください。
そして、お互いを高め合い、切磋琢磨しながら成長していきましょう。一人一人が「至誠天に通ず」を実践することで、当法人全体が大きく飛躍できると信じています。
新入職員の皆さん、本日はおめでとうございました。どうか志を持ち続け、共に歩んでいきましょう。皆様の更なる活躍を、心からお祈り申し上げます。
